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推薦の言葉
ここでは、この講座の推薦者・参加者の声をご紹介します。
的を得た考え方に基づく補綴治療。自信を持つにはこれしかない。
福岡歯科大学
咬合修復学講座冠橋義歯学分野 教授
松浦尚志先生
私は大学で補綴を教えていますが、これまで咬合に関する講演や著書に触れる中で、その多くが「咬合を熱心に語る人の中には、ご自身の臨床結果を過大評価したがる人がいる」—これが、私がずっと感じてきた印象です。
補綴治療の最大のゴールは安定した咬合の確立にありますが、世の中の著書や講演の中で散見されるのは、「咬合を強調する先生の中には、咬合に過度な付加価値を付与するきらいがある」ということです。得られた臨床結果の考察を科学的信ぴょう性のある文献をまったく提示せずに、ご自身にとって都合の良いように恣意的に、しかし商業主義的に非常に巧妙にプレゼンをなさっている場面を目撃します。そして、その最たるものは、咬合治療によって顎関節症や不定愁訴が治った、という類のものです。現在の世界の潮流は慢性的な顎関節症や歯科心身症には咬合の不具合のように末梢的な因子が関与するのではなくて、中枢的な因子、すなはち中枢神経の疼痛の調節機構自体の不調が関与しているという考え方が主流になってきていますが、それとは真逆な考えを信頼に足る科学的文献の引用なしにしゃべられていたり、書かれたりします。このことは、日本だけでなく、世界的にみられる兆候で、科学論文でもよくそのことが大問題であると嘆かれています。
科学的根拠のない講演や著書が最も罪深い点は、話をなさった先生や書かれた先生にはそのことがうまくできても、その言動を妄信した若い先生方が言われるようにやった結果、大失敗を犯してしまうリスクが高くなるということです。ですから、世の中にある考えを公表する人間は、そのリスクを十分に把握したうえで、その責任を担うつもりで、可及的にエビデンスに基づいたプレゼンを心掛けなければならないのです。若い先生たちをミスリーディングしては絶対にいけません。
岡村先生の研修会は、そういったものとは真反対に位置するものです。
藤本順平先生が講演で使用されていたスライドや著書を拝見すると、基礎から臨床まで、ずいぶん昔の文献から最近の文献まで、これでもか、これでもかというくらい引用されていて、たくさんの文献とご自身の臨床経験を十分に考慮されたうえで、非常に慎重に臨床エビデンスを論じている姿がうかがえます。その考えを踏襲されている岡村先生も全くその通りで、エビデンスに基づく考え方と臨床の実践をご自身実際になされており、日常からなされていることをそのまま、偽りなく講義や実習に反映されていると、私には感じます。その内容は実に恣意的な考えがなく、無理なく受け入れられるものであり、かつ終始一貫したものです。「なぜそうするのか」という判断の基準を根本的に学ぶことができます。ですから、この研修では、単なる知識ではなく、その考え方の理論と実践を、商業主義的でなく、恣意的な考えでもなく、エビデンスベースな考えで無理なく受け入れることができます。したがって、この研修会によって、自分の臨床が的外れな方向に向かっていないかどうかを確認し、補綴や咬合に対する理解を一層深められる機会になると思います。
補綴について「何が正しい方法なのか分からない」と悩んでいる先生、基礎から学び直したいと考えている先生にとって、大きな気づきと確信が得られる場になるはずです。卒後3〜5年の先生はもちろん、本気で学び直したいと考えているすべての年代の先生に、ぜひ一度、受講していただきたい研修です。
経験のある先生の臨床を疑似体験できる。それが成長スピードを変える。
ふくち歯科
福地賀一 医院長
―福地先生は以前、インストラクターとしてこの研修会に関わっておられましたが、それはどのようなきっかけでしたか?
もともと私は、10数年前に岡村先生の研修会(福岡補綴研修会)を受講しました。その後、岡村先生が藤本研修会で講師を務めておられた際に藤本研修会でのインストラクターとしてお声がけいただきました。
藤本先生は岡村先生の恩師でもあり、補綴に対する考え方や学びの体系には共通する部分が多くあります。
そのご縁もあり、藤本研修会でインストラクターを務めた後、岡村先生からお声がけをいただき、福岡臨床補綴研修会でもインストラクターとしてお手伝いするようになりました。
私自身、受講生として学んできた立場でもありますので、この研修会で伝えられている内容の価値はよく理解しているつもりです。
―この研修会の特徴はどんな点ですか?
一番の特徴は、補綴を部分的なテクニックとしてではなく、咬合から義歯設計まで一つの流れとして学べることだと思います。
支台歯形成だけ、デジタル補綴だけ、といった技術的なセミナーは数多くあります。しかし、この研修会では咬合から支台歯形成、デジタル補綴、局部義歯設計までが一つの流れとしてつながっています。
特に咬合は、補綴の最も基礎となる重要な分野です。ところが実際には、咬合を体系的に学べる研修会はそれほど多くありません。
咬合を知らなくても治療そのものはできます。しかし、その理解が不十分だと、補綴物の脱離、破損、咬合の不調和による様々な弊害が生じやすくなります。補綴の土台となるのが咬合なのです。
また、デジタル補綴が普及した今だからこそ、アナログの基礎が重要だと感じています。支台歯形成の基礎を理解していなければ、デジタルで起きたトラブルにも対応できません。アナログの基礎があってこそ、デジタルの技術が本当に活きてきます。
さらに、この研修会では歯科医師と歯科技工士が共通言語でコミュニケーションを取るための知識も身につきます。補綴治療は歯科医師だけでは完結しません。良い補綴治療を行うための土台づくりという意味でも、とても価値のある内容だと思います。
―受講を迷っておられる歯科医師の先生に一言お願いします。
長く続いている研修会には、それだけの理由があります。岡村先生の研修会には、長年の臨床経験の中で培われた知識と考え方が凝縮されています。
若い先生ほど臨床経験には限りがあります。しかし経験豊富な先生から直接学ぶことで、その先生が積み重ねてきた臨床を疑似体験することができます。独学ではなかなか得られない価値ですし、成長のスピードが確実に変わります。
この研修会で学べるのは、単なる技術だけではありません。治療をどう考え、どう判断するのかという、臨床の考え方そのものです。
補綴を基礎からしっかり学びたい先生、自分の臨床にもっと確かな根拠を持ちたい先生に、ぜひ受講していただきたいと思います。
「何が正解か」の軸を、この研修で見つけることができました。
福岡歯科大学
医科歯科総合病院 歯科医師
中上昌信先生
―受講前は臨床でどんなことに悩んでいましたか?
研修医を終えて2年目の頃に受講したのですが、当時は「何が正解で何がダメなのか」という基準が自分の中に全くありませんでした。
この治療をして本当に患者さんのためになるのか、という確信が持てないまま診療に臨んでいました。先輩の先生の見よう見まね、書籍を読みながら学ぼうとしても、いろんな意見があって、本当にどれが正しいのかがわからない、という状態でした。
―実際に受講してみてどんなことを感じましたか?
岡村先生は臨床歴が非常に長く、論文を根拠に講義をされる先生です。
論文がすべて正しいかどうかは時代とともに変わる部分もありますが、それでもこれまで迷っていた部分の「指針」となるものを得られた感覚がありました。
全部を完全に習得できたとは思いませんが、「こういう方向を目指せばいいのか」という方向性を見つけることができた、というのが正直な印象です。
―特に印象に残っている講義や実習はありますか?
岡村先生の最初の講義で学んだ「アンテリアガイダンスの重要性」が特に印象に残っています。
前歯が適切に噛み合っているかどうかを確認することの大切さを学んでから、初診の患者さんを見るときに、まずアンテリアガイダンスがあるかどうかを確認する習慣が少しずつついてきました。
岡村先生のもとで非常勤として働く機会もいただいており、実際の臨床の中でもその重要性を繰り返し確認できています。
―受講後、日々の臨床で何か変わったことはありますか?
初診の患者さんを診るときのチェックポイントが変わりました。
以前は何から確認すればいいかが明確でなかったのですが、受講後はアンテリアガイダンスを含め、咬合の観点から口腔内を診るポイントが整理されてきた感覚があります。
臨床での確認の習慣が変わったことが、一番大きな変化だと思っています。
―どんな先生にこの研修を勧めたいですか?
補綴を基礎からしっかり学びたい、やる気のある先生におすすめしたいです。
何年目が良いかというよりも、学びたいという意欲が出た時が受講のタイミングだと思います。
補綴に関心がなければなかなか身につかないですが、逆に興味がある先生なら、研修医の先生でも2年目の先生でも、この研修は非常に良い場になると思います。
「これでいいのか」という不安が、根拠ある判断に変わりました。
九州歯科大学
口腔保存治療学分野 助教
御手洗直幸先生
―受講前は臨床でどんなことに悩んでいましたか?
受講前は、大学や訪問診療で診療をしながらも、補綴や咬合については見よう見まねで進めていたのが正直なところでした。
本を読んでも、著者によって書いていることが全然違ったり、臨床に直結しない内容だったりして、自分の中の基盤となる考え方がないまま治療を進めているような状態でした。
「これでいいのかな」という不安を抱えながら、臨床に向き合っていました。
―実際に受講してみてどんなことを感じましたか?
一言で言うと、咬合がいかに根拠に基づいた学問であるかを知った、という感じです。
咬合には歴史があり、骨や筋肉の解剖から顎の動きまで、先人たちが積み上げてきた知識が、論文ベースで理論立てて教えられていきます。
そのことが非常に衝撃でした。
大学でも咬合は学びますが、実際の臨床に結びつく形ではなかなか学べないのが現状で、この研修ではその部分を丁寧に教えていただけました。
―特に印象に残っている講義や実習はありますか?
講義では、岡村先生が必ず取り上げられる「中心位」の重要性が特に印象に残っています。
咬合を学ぶ上で、いかに重要かを体系的に学ぶことができました。
実習では、模型歯を使った支台歯形成が大きな経験でした。
削り方にも論文ベースの根拠があること、そして先生に何度もフィードバックをいただける環境で学べたことで、自分の中に「正解」の基準を持てた感覚がありました。
―受講後、日々の臨床で何か変わったことはありますか?
1本の歯ではなく、口腔内全体を見る習慣がついたことが一番大きな変化です。
患者さんが「歯が痛い」「しみる」とおっしゃった時、その歯だけを見るのではなく、まず噛み合わせに問題がないかを確認するようになりました。
形成の仕方や義歯の設計についても、研修で学んだことが日々の臨床で活きています。
自分の中の引き出しが増えた、という感覚が一番近いかもしれません。
―どんな先生にこの研修を勧めたいですか?
根拠を持って治療をしていきたいという先生に、ぜひおすすめしたいです。
研修医になったばかりの先生はもちろん、ある程度経験を積んだ先生でも、やればやるほどわからないことは出てくるものです。
医療をなあなあで進めたくないという方には、歯ごたえのある内容だと思います。
ぜひ一度、受講していただけたら嬉しいです。
苦手だからこそ気づけた、丁寧に積み重ねることの大切さ。
うえやま歯科クリニック 副院長
上山美穂先生
―受講前は臨床でどんなことに悩んでいましたか?
もともと、補綴という分野に苦手意識がありました。
特に支台歯形成が苦手で、「歯科の中心となる大事な分野なのに、自分はまだ十分理解できていない」という感覚がずっとあったんです。
以前、別の研修会に参加した時に、「支台歯形成が苦手なんです」と相談したことがありました。すると、「じゃあ丁寧に教えてあげるから来てみますか」と声をかけていただいたのが、岡村先生のコースに参加したきっかけでした。
苦手だけれど、きちんと向き合いたい――そんな思いで受講を決めました。
―実際に受講してみてどんなことを感じましたか?
岡村先生の講義は、とても実践的で丁寧でした。
まず先生ご自身がデモをされて、それを映像で拡大しながら見せてくださるんです。そのあと実習に入るので、「実際にどうやるのか」を理解した状態で手を動かすことができました。
宿題もありましたが、決して負担を押しつける感じではなく、「理解しながら身につけていく」という雰囲気で進んでいったのが印象的でした。
さらに、補綴だけでなく、保存修復や接着、咬合、材料学など、幅広い内容を基礎から順番に学べたことで、「補綴ってこういうふうにつながっているんだ」と、だんだん興味を持てるようになりました。
実習だけで終わらず、先生の診療室で実際の臨床まで見学させていただけたのも、とても貴重な経験でした。
―特に印象に残っている講義や実習はありますか?
特に印象に残っているのは、支台歯形成の実習です。
「長持ちする補綴にするためには、どこをどう丁寧に作るべきか」ということを、何度も実習を通して教えていただきました。
また、接着の歴史や材料の変遷、咬合の考え方なども、単なるテクニックではなく、“学問としての補綴”を深いところまで学ばせていただいた感覚があります。そして、もう一つ強く印象に残っているのが、岡村先生の姿勢です。
先生はよく、「質問をいっぱいしてもらえると嬉しいんです」とおっしゃっていて、実際にどんな質問にも真剣に答えてくださいました。
講習会によっては、「こんなこと聞いていいのかな」と不安になることもあります。でも、この研修では安心して質問できた。
その環境は、若い先生にとっても本当にありがたいものだと思います。
―受講後、日々の臨床で何か変わったことはありますか?
以前は、経験のある先生方は、感覚的に“神業”のように治療されているのかな、というイメージを持っていました。
でも実際にはそうではなく、「失敗しないためには、ここをこう丁寧にやる」「長持ちさせるためには、この工程をきちんと積み重ねる」ということを、とても大切にされていたんです。
それを見て、「ああ、そういうことなんだ」と腑に落ちました。
以前よりも、一つひとつを理解しながら、丁寧に進めようという意識が強くなったと思います。
劇的に何かが変わったというより、臨床に向かう姿勢そのものが変わった、という感覚です。
―どんな先生にこの研修を勧めたいですか?
補綴に苦手意識を持っている先生にはもちろんですが、逆に補綴が好きで、もっと深く学びたい先生にもおすすめできる研修だと思います。
岡村先生は本当に幅広い知識を持っておられるので、基礎から丁寧に学びたい先生にもわかりやすいですし、経験のある先生でもさらに知識を広げられる内容だと思います。
技工やデジタル補綴など、自分一人ではなかなか学ぶ機会のない分野にも触れられました。
私自身、苦手意識を持ちながら受講した側ですが、それでも「受けてよかった」と思える研修でした。
補綴とどう向き合えばいいのか迷っている先生に、ぜひ一度受講してみてほしいと思います。
